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自律神経 睡眠薬 part2

睡眠薬を使うと様々なリスクがありますがご存知ですか?

まずは依存性があること集中力・注意力の低下認知症のリスクが増えるということです。

  1. 依存性
  2. 集中力、注意力の低下
  3. 認知症リスク
  4. 睡眠薬を使わない為には

 

依存性

睡眠薬を使うには注意が必要です。

長期間使用しているうちに体が慣れてしまい薬が効かなくなり、そのため用量を増やし、またある程度使用し続けると効かなくなるという悪循環に陥ります

薬を変えてみたり、長短時間型/短時間型/長時間型など作用時間や、ベンゾジアゼピン系/非ベンゾジアゼピン系など作用機序の異なる薬を組み合わせることで睡眠を取っている患者も多くいらっしゃいます。

多くの睡眠薬には依存性があり、まずは身体的依存といい、繰り返し薬を使用することで、効果が切れてきたときに脳が薬を欲します。

急に薬を摂取しなくなると離脱症状と呼ばれる身体の症状が起こり、不眠、不安、イライラ、焦燥、頭痛、吐き気、抑うつなどの症状が現れます

離脱症状のひとつに不眠があることに気づかれましたか?睡眠薬なのに副作用で不眠。

矛盾していますがこれは反跳性不眠といって、睡眠薬を使って眠れるようになっても、薬を中断すると逆にひどい不眠症に悩まされることがあります。

睡眠薬を中断する際は用量を徐々に減らすなど注意する必要があります。

特に高齢者は肝臓、腎臓の代謝が落ちているため、薬の成分が体内に残りやすく、副作用がより強く出ることが多いのです。

集中力、注意力の低下

また睡眠薬には「脱力」「ボーッとする」「注意力・集中力の低下」などの副作用があるため転倒のリスクも高まります。

骨密度の低下した高齢者では転倒によって、骨折を発症し、寝たきりになってしまうことも考えられます。

先ほども書きましたが睡眠薬を急に止めてしまうと反跳性不眠で眠れなくなってしまいます。

眠れない日が長く続くと、脳のストレスがどんどん蓄積していき脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まったり、精神的にも症状が現れます。

うつ病や不安障害といった精神疾患を誘発したりとさまざまな問題点があります。

認知症リスク

最近問題として挙げられているのが睡眠薬による認知機能障害の合併です。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を投与されている高齢者は、投与されていない高齢者と比べて43~51%ほどもアルツハイマー型認知症になりやすいのです。

ベンゾジアゼピン系の使用量が多くて長いほどアルツハイマー型認知症になるリスクが高くなることを海外のドクターも発表しています

睡眠薬を使わない為には

自律神経のバランスを整えることです。

自律神経の調節は脊椎矯正~M式テクニック~にお任せください。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、交感神経は体を興奮状態に持っていき活発に動かす神経です。一方、副交感神経は体をリラックスさせ、休ませようとする神経です。

現代社会、慌ただしい生活の中で交感神経優位の体になってしい、夜寝るとき、つまり体をリラックス状態にしたいときに副交感神経がうまく作用できない体の人が多いです。

まずは、規則正しい生活です。

眠れる、眠れないに関わらず決まった時間に布団に入り、決まった時間に起床することが大事です。

ちなみに寝だめはホルモンバランスが崩れるため良くありません。

適度な運動を毎日行うこと、毎日寝る前に適度な温度(38℃~40℃程度)のお湯にゆっくり入浴し体を温めることなども重要です。

寝酒や寝る直前の食事を避けましょう。生活のリズムを適切に整えることが、快適な睡眠には最も近道なのです。